ニューウェーヴ奇跡の生き残りバンド、ヒカシューのニュー・シングルである。
「鯉とガスパチョ」…なにこれ。へんな歌。それがヒカシューらしさである。
ノリからすると、NHK「みんなのうた」で流れてもおかしくない感じだが。
鯉とガスパチョに何の関連性があるのかなどと考えても無駄。
ただただ、ヒカシューらしさを堪能するだけである。
フリーなギターが全面にフィーチャーされた「珍無類」も、スリリングで、変。
「グローバルシティの憂鬱」は、懐かしい感じの昭和風テクノポップ。
巻上公一のヴォーカルが全編エフェクト処理されているのは珍しい。
パフュームを意識してる…?……なワケないか (笑)

2008年のライヴを収めたDVDで、2009年リリースされた。
当時発売前の最新アルバム『点呼する惑星』からも2曲演奏されているが、歌詞がちょっと違っていたりする。
「夢みる機械」では、謎のマシン“テスラコイル”が稼働して会場を沸かせる。
この一曲でしか活躍しなかったのはややもったいない気もするが、使い過ぎないのがオシャレなのかも。
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先にCDでも発売された、2007年のライヴのDVD版。
2008年リリース。
インタラクティヴ・ライヴ・ショウとは違う、「普通の」コンサートである。
「サイボーグ」「山頂晴れて」「QUIT」がいい。
新興宗教の集会みたいな雰囲気は相変わらず… (笑)
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様々な理由で「封印」されてきた漫画たち。
『こち亀』『オバケのQ太郎』『美味しんぼ』『電映少女』『ブラック・ジャック』『沈黙の艦隊』などなど…往年の名作の中にも、「封印」されたエピソードがたくさんある。
なかなか面白い内容だが、「『ブラック・ジャック』のヒットがなければ、手塚治虫は国民的漫画家になれなかったと言われている」というくだりは、改めてなるほどと思った。
『ブラック・ジャック』で起死回生をはかれずに、低迷したまま漫画家人生を終わっていたら、歴史上の手塚の評価は相当違うものになっていただろう。
文中でも触れられているが、『ブラック・ジャック』は連載当初、“恐怖コミックス”と銘打たれていた。単行本も最初の数冊は“恐怖コミックス”の分類だったが、当時小学生〜中学生だった自分にも何故か納得いかなかったのを憶えている。(途中から“ヒューマン・コミックス”に変更された)
自分としては80年代に読んで衝撃を受けた泉雅之の『かっこいいスキヤキ』から、いつのまにか“ウルトラマン”ネタが削除されてるのは寂しい事実だ。
2009年発売。
話題の文庫版全集なので、とりあえずどれか一冊試してみよう…ということで何故か『リボンの騎士』。ふつう男の子(もうすぐ44歳だけど男の子だもんね)は『鉄腕アトム』か『ワンダースリー』に行きそうだが、なんとなく。
手塚は生前、漫画の文庫版化には反対していたそうだ。
文庫サイズでは小さ過ぎ、絵が見にくくなると。
現在は印刷技術の進歩で、納得のいくクオリティのものが出来たと、手塚プロの代表取締役、松谷孝征氏は言っている。
http://kc.kodansha.co.jp/tezuka80/intro.html
けれど、やっぱり文庫版は小さい。
たしかに印刷は綺麗になって、解像度は増しているかもしれないが、物理的な大きさの魅力にはかなわない。
『リボンの騎士』くらいなら良いとしても、『火の鳥』を未読の人が最初に出会うのがこの文庫サイズだとしたら、かなりもったいない。
とはいえ、コンパクトサイズで本棚にも優しい、装丁も綺麗だしこれはこれで魅力だ。
クリント・イーストウッド監督作品である。
『父親たちの星条旗』と併せて観るべき映画だ。
この二本の映画でアメリカ軍、日本軍、両者の視点から出来るだけ冷静に、正確に「硫黄島」を、「戦争」を描こうとしている。
とくにこの『硫黄島からの手紙』は、アメリカ映画でアメリカ人監督がメガホンをとり、キャストは殆ど日本人ばかりで、セリフが日本語というのが画期的。
ほぼ違和感は無く、日本人の自分でもちゃんと普通に観られる。これは凄いことだ。
渡辺謙は、主役にふさわしい貫禄。
出演者の中で特に良かったのは加瀬亮だ。この人、いい俳優だ。
洞窟内での集団自決シーンにも感心した。
手榴弾を抱えて自爆するショッキングなシーンだ。
それまで人間だったものが、一瞬でズタズタの肉片に変わる。
バーン!と、乾いた音。ここをリアルに描くことで説得力が出た。
一度は観て損は無い映画だ。でも二度目は観ないかな?


