観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
パプリカ (文庫) /筒井康隆
成人女性向けの雑誌に連載されたらしい。
なので、ナイスミドルな二人の色オヤジたちが登場、主人公パプリカとイイ感じの三角関係(ワケあって、プラトニック)を保ちながらナイトよろしく大活躍…と思いきや、訳の分からぬドタバタのスラップスティックになだれ込んで行くところが筒井節。
アニメーション映画版では、大幅に改変されたが、原作のこのドロドロしたとりとめのなさも良い。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

パプリカ
今敏監督作品。
筒井康隆の原作では重要な登場人物だったはずのキャラクターをカットして、90分という時間にまとめたのが良かった。

同監督の『東京ゴッドファーザーズ』がストーリーを語る映画だとしたら、『パプリカ』は映像で魅せる映画だ。自分としては今敏作品の中では一番好きだ。
美術がとても凝っていて、見所が多い。空の青さが青い。めちゃくちゃ青い。

音楽担当の平沢進と今敏監督によるオーディオコメンタリーも(ただの雑談だが)、裏話が聴けて興味深い。

テーマ:DVDレビュー - ジャンル:映画

INTERACTIVE LIVE SHOW 2000 賢者のプロペラ version1.4/平沢進
2000年のライブステージを収めたDVD。
会場の観客と、WEB上の「在宅」オーディエンスの反応が巨大スクリーンに投影されてライブの進行に影響を与え、いくつか用意されたルートをたどって、いくつか用意されたエンディングのどれか一つにたどり着くという、アドベンチャーゲームみたいなコンサートである。
全ての選択肢(楽曲)を一度のステージでは聴く事が出来ない。
シュールリアルなストーリーは最終的に、巨大な「賢者のプロペラ」なるものを回転させられるとハッピーエンドらしいのだが、四日間のスケジュールのうち、その「最も上手く行った」最終日のステージが収録されている。
当時としては目新しかった技術を取入れていて、CGなどは今観るとすこし古くさいが、それが結構味になってたりする。

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

夕凪の街桜の国(単行本)/こうの 史代
久間防衛相の「原爆投下は、しょうがない」発言を機会に、あらためて読み直してみた。
この作品は、ずっと読み継がれて行くべき大切な作品だ。
自分用に一冊。人にあげる用に二冊ほど買ったのだが、なんか押し付けがましくなりそうなので、それ以上配ってはいないのだけれど…
たとえ押しつけであっても、現在二十歳代以下の人たちに特に読んで欲しい一冊。