観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
古今亭志ん生 名演大全集 27 子別れ(全編)/名工矩随(めいこうのりゆき)
20代の一時期は、就寝時のバックグラウンドに落語をかけていたことがあった。
小さい音量で、志ん生や圓生の名人芸を聴きながら眠りに落ちるのは心地よかった。

2005年にリリースされた、このポニーキャニオンのシリーズは、リマスタリング音源を多く導入して、初収録の音源もあるので是非そろえたいところだが、なにせ数が多いので躊躇してしまう。
落語のCDはレンタル店でも殆ど扱っていないし、図書館に期待するのも無理がある。
とりあえず定番から……ということで、決定版ともいえる『子別れ』。

この、「通しバージョン」は何回聴いても良い。
解説に「絶対のききもの」とあるが、まさにそのとおり。
昭和30年代、大人も子供もこういう落語をラジオで聴いて楽しんでいたんだなあ。

本当は映像を見たいところだが、志ん生の映像は殆ど残っていないらしい。
先日、NHK-BSで『風呂敷』『巌流島』の映像を放映したが(番組『蔵出しエンターテインメント』にて)、その程度しか無いのだとしたら本当に残念だ。
やはり、ラジオ向けでない、間の多い噺などは、落語家のしぐさや表情を見ながら楽しむのが理想だと思う。

ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集 /グレン・グールド(演奏)
グールドといえばまず、バッハという事になるが、しかしこのブラームスの演奏は素晴らしく、思い出したようにふと、聴きたくなる。
一般的にも名盤、白眉とも言われているが、まったくその通りだ。

CD前半の『4つのバラード』『2つのラプソディ』は、1982年に50歳で死んだグールドの、最後の録音だそうな。
それに続く『間奏曲集』は1960年の録音だが、これが凄い。
何がどう凄いのか、解説する言葉を自分は知らないが、ピアノの一音づつが美しく、あまりにもロマンティック。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽