観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
たとえ世界が不条理だったとしても―新・音楽展望2000‐2004 (単行本) /吉田 秀和 (著)
1913年生まれで、今も現役の音楽評論家の、2005年に出版された著書。
朝日新聞に連載されたコラムをまとめたものだ。
先日、NHK教育テレビで吉田氏の特集番組を視て、その生き様、音楽にかたむける情熱と愛情に感動した。
著書を読みたいと思ったが、全集に手を付けるのはちょっと気が引けたので(楽譜と首っ引きで読みこなすスキルも無いし)、最近のもので軽い感じの本書を読んでみた。
含蓄のあることば。年齢を考えると信じられないような若々しい感性と、絶妙な「たとえ」ばなしの数々。
本書で紹介されたCDを、是非聴いてみたいという気にさせられる。
「グールド再考」の項などは、特に興味深く読んだ。(著者は、グレン・グールドを日本に紹介したひとの一人でもある)

音楽とは直接関係ないとも思われる、文化人類学的な考察も面白い。

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