観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
INTERACTIVE LIVE SHOW 2003 「LIMBO-54」/平沢進
limbo_54_dv.gif


2003年のライブを収めたDVD。

2000年のインタラクティブ・ライブ『賢者のプロペラ』に比べると、CGや演出に明らかな進歩が見られる。 反面、ストーリイが難解になりすぎて、「勢い」が無くなったような気もする。
他の追随を許さぬオリジナリティは健在。

乏しい予算の中で、可能な限りクリエイティブなことをやろうとする「心意気」がスタッフや観客全体に感染しているのが感じられるようなライブ。

テスラカイトレーベルの通販ページへ
佇むひと―リリカル短篇集/筒井康隆 (著)
去年(2006年)初版になった文庫本だが、半分近くが昔読んだことのある短編だった。
内容は『くさり―ホラー短篇集』同様、玉石混淆であり、今となっては古くささの否めない作品が多い。

「怪段」は、ページにして4ページ足らずのショートショートだが、何かに似ているな…と思った。その何かとは、映画『アザーズ』だ。
『アザーズ』はニコール・キッドマン主演で、2001年製作のスリラー映画。ワン・アイディアの映画で、ネタバレすると一気につまらなくなるタイプの映画だ。公開当時劇場に観に行ったが、映画中盤でネタが解ってしまい、結局楽しめなかった残念な記憶がある。
筒井の「怪段」が書かれたのは『アザーズ』よりもかなり昔だろうし(初出が載ってないのが不親切)、映画とは何ら関係ないけれど、要するにこの手の落とし話は、4ページで語るべき内容である、ということだ。

「母子像」は初めて読む短編だった。この文庫本の解説者が大絶賛しているが、それほどまででは無いにせよ、たしかに映像的に心に残る、佳作だと思う。

テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学