観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
長靴をはいた猫 (文庫)/シャルル・ペロー (著), 澁澤龍彦 (翻訳)
グリム兄弟よりも前の時代に書かれた、ペローの童話。
民話を題材にした、単純で荒削りなペローの童話は、口当たり良くアレンジされたグリム童話よりも、そっけなく残酷で、セクシャルである。

「赤ずきんちゃん」は、裸でベッドに入ったまま、オオカミにむしゃむしゃ食べられて終わり。通りがかりの猟師には助けてもらえない。
「長靴をはいた猫」も「サンドリヨン(シンデレラ)」も「眠れる森の美女」も、子供の頃に読んだ童話とはひと味違う。

こういう場合、澁澤龍彦の翻訳は、まさにうってつけな感じである。

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いちばんきれいな水
2006年公開の映画。
原作は古屋兎丸の同名短編コミックである。

映画化するにあたって、余計なものを付け足しすぎた感があり残念。
90分という尺は、劇場で公開するには必要な長さだったのかも知れないが、原作が持つ簡潔なさわやかさが損なわれた。良い作品にするには、60分で良かったはずだ。

ただし、加藤ローサの演技は(予想に反して)素晴らしい。
正直、これほど自然な演技が出来るひととは思っていなかった。
主演女優と、助演女優(妹役の菅野莉央)の演技が良いだけに、惜しい映画だ。

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