観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
シュルレアリスムとは何か (文庫)/巖谷國士(著)
1993〜1994年に行われた講演の記録。
話し言葉なので、非常に解りやすく読みやすい。
目からウロコがぽろぽろ落ちるようだ。

恥ずかしながらこの本で、「シュルレアリスム」と「シュール」は違うものだということを、始めて知った。
当ブログでも、大して意識せずに「シュール」という言葉を何度か使用しているが、これは和製英語(?)としての使い方としては間違っていないけれど、本来的な意味で「シュルレアリスム」とは無関係であったのだ。
知らないということは恥ずかしいことだ。
中学生の時にサルバドール・ダリに感動して、以来その方面にのめり込んだのだけれど、思想としてのシュルレアリスムをまじめに勉強しなかったのだ。この歳になって知るのも間抜けな話だが、まあ知らないで終わるよりはマシというところか。

もっとも、自分は澁澤龍彦経由の「網膜的な」シュルレアリスム・ファン(この言葉が正しいのか判らないが)なので、「シュール」でも悪くはないように思うが。
(何を言ってるのか全然解らない向きもありましょうが、あしからずお許しを)

本当はアンドレ・ブルトンも読まなきゃならないのだが。
フランス語を原文で読むスキルがあったら、どれだけ良いだろう。