観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
クレド/エレーヌ・グリモー(ピアノ), エサ=ペッカ・サロネン(指揮),スウェーデン放送合唱団 他
野生狼を保護し、狼と暮らすピアニスト、エレーヌ・グリモーの2003年収録作品。

アルヴォ・ペルト作曲「クレド」を中心に、ベートーヴェン、コリリアーノ、バッハと、一見脈絡のなさそうな選曲だが、これがグリモーの一筋縄ではいかないところだ。

ジャケット写真の、吸い込まれるような美貌に見蕩れるが、演奏に入って行くとなかなかハード。
良くも悪くも、変わったアルバムである。

ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 [Hybrid SACD]/福田進一 (ギター),飯森範親 (指揮),その他
2007年録音&リリース。

ロドリーゴ作曲「アランフェス協奏曲」は、第2楽章(アダージョ)が有名だ。
普通、「アランフェス」というと、この第2楽章のことを指し、誰でも一度は耳にしたことがあるはずだ。美しく切なく、哀愁をたたえた部分である。
マイルス・デイヴィスやジム・ホール、チック・コリアなどのジャズミュージシャンも採り上げている。
しかし3楽章で構成されるこの協奏曲は、全体として快活で楽しい音楽なのである。
スペインに行きたくなる。死ぬまでに行ってみたい国があるとしたら、スペインだ。
たぶん行けないだろうけれど。

このアルバムには他に、アルヴォ・ペルト作曲「フラトレス」と、ヴィラ=ロボス作曲「ギターと小管弦楽のための協奏曲」が収録されている。
ペルトの「フラトレス」は実に良い。ギターと管弦オーケストラと打楽器で、限りなく透明な世界が描かれている。