観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
Lou Reed: Metal Machine Music [includes DVD] [CD+DVD] / Lou Reed (作曲), Zeitkratzer (合奏), Lou Reed (Guitar)
そして、これである。
ルー・リードの問題作『メタル・マシーン・ミュージック』の、あろうことか管弦楽バージョンである。

2002年に、ベルリンで行われたライヴを収録したもので、ご丁寧にCDとDVDの2枚組。
ルーマニア (笑)としては、とりあえずゲットはしたものの、なんとなく怖くて暫く鑑賞できなかった。

勇気を出してDVDを観てみたが、これがなんと…意外に面白い。
オリジナル版では、まったく無秩序とも思えたノイズの洪水を、10人編成で「演奏」している映像に、感動さえ覚える。アレンジャーが、良い仕事をしているのだろうか。
この演奏をするのに、メンバーはどのくらい練習したんだろう。

終盤になって、黒の革ジャン&革パンで「正装」した御大がおもむろに登場、演奏に加わる。
何処に在っても、“ザ・ルー・リード”スタイルである。
顔や口元には皺が目立ち、チョット見には猿のようだが、炯々と光る二つのまなこからは、カリスマビームが発射されている。
この人には、長生きして欲しいなあ。(たぶん、するだろうけど (笑))

無限大の幻覚~メタル・マシーン・ミュージック/ルー・リード
ワタクシのアイドルの一人、ルー・リードの1975年作品。

全編ノイズだけの、大問題作である。
しかもLP2枚組である。
当時のルー・リードのファンが、この手の実験音楽を許容出来るわけもなく、とりあえずリリースはされたものの、リードの他のアルバムの売れ行きに悪影響が出ることを恐れて、発売直後に回収されてしまったという、いわくつきのアルバム。

自分も、最後まで通して聴いたことは一度しかない。
まるで嫌がらせのような作品だが、制作から30年以上経ったこんにち、アンビエントの重要作として見直されているのだそうだ。

それはともかく、ジャケット・アートはカッコいい。
ただ立っているだけで絵になる、カリスマである。
(もしかして、ターミネーターは、このイメージ?)