歌うというよりもポエトリー・リーディングのようなリードのヴォーカルが、美しいアレンジとあいまって不気味なほど凄い。
痛ましいストーリイと暗さをもったアルバムだが、エンディングの「サッドソング」を聴き終わると、深い感動の余韻が残る。
“声が良い”ということは、何にも替えがたい。
声こそは、得ようとしても得られないオリジナリティである。
そのことがよく解るアルバムだと思う。
坂本龍一氏がアルバム『B‐2 UNIT』を作ろうと思ったキッカケは、この『ベルリン』を聴いたからだったとか。
それであの、気持ち悪いヴォーカルの「ザットネス・アンド・ゼアネス」が生まれたのか… (笑)


