観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
パンチ・ザ・クロック/エルヴィス・コステロ
1983年リリース。

コステロの泣き節ヴォーカルはあんまり好きじゃないのだが、コンパクトな良い曲をたくさん書いているので、作曲家としては凄いヒトだと思う。

このアルバムには、コステロがロバート・ワイアットに提供した名曲「シップビルディング」のセルフカヴァー曲が収録されている。
ワイアットの悲しい透明な声に比べると、ウェットなコステロのヴォーカルは好き嫌いは別として違った味わいがある。(ワイアット版のほうが圧倒的に良いが)

そして、この曲でトランペット・ソロを吹いているのは、チェット・ベイカーである。
この短いソロが絶品。コステロが熱烈なラヴ・コールを送って実現したのであろう、美しい共演である。
ベイカーと共演したことがあるロック系の音楽家は、たぶんコステロとヴァン・モリソンくらいのものだろう。(ベイカーがロックを嫌っていたので)