かつてギャグ漫画で一世を風靡した、山上たつひこのベスト撰集、第一弾である。
1970年代中期から、1980年代前期までの短編から選ばれている。
ほぼ20数年ぶりに山上漫画を読むが、かつてあれほど大爆笑した作品が、何故か全く笑えない。
作品が時代とともに古くなるのは仕方の無い事だが、読む側の人間も歳をとるのだ。
これも仕方の無い事だ。
全く笑えないのだが、破壊的でアナーキーな作風には改めて驚く。
そして、作品のカオスを支えるのは、緻密で丁寧な仕事。
Gペンの切れ味も鋭い独特の絵柄は、他に似ているものが無い。
100万枚以上売れているそうな。
たしかに良い。曲も良いし、ハスキーヴォイスのフランス語は官能的。
華麗な経歴に加えて、(ウィキペディアによると)付き合った男たちの顔ぶれも凄い。
ミューズか、はたまたファム・ファタールか?


