「外界から遮断された深い森の中に存在する秘密の学校・エコール。そこで生活する6歳から12歳までの純粋無垢な少女たちの日常生活を綴る。」
(以上、amazonの商品説明からのコピペ)
『ブラッドハーレーの馬車』を描いた漫画家の沙村広明氏は、この映画を観ているはずだ。
この映画自体は耽美的で、原因も結果も提示する事無く、ヒントと謎を残したまま終わるいかにもヨーロッパ的な作品だ。
この映画をもっと直接的に、ドギツく、凄惨にすると『ブラッドハーレーの馬車』になる。漫画を読んでいる時に、そう思った。
作者(と編集者)の狙いだったのかも知れない。
因に、映画の原題は"INNOCENCE"。
同時期に同名の日本製アニメ映画が存在したので、『エコール』という邦題にしたのか?
なかなか良い邦題だと思う。
『無限の住人』のファンなので(ただし、連載が終わるまで読むのを止めている)、この新刊が店頭に並んでいるのを見かけて購入した。
…う〜ん…
よくもこんな非道い話を描けたものだ…
エロ系の漫画誌に連載された作品なので、ある程度の過激さはあって良いと思うのだが、これはヒドすぎる。そもそも、エロくないし。
凄惨で、悲しく、胸が悪くなる。
それが作者の狙いなのかも知れないが。
画集『人でなしの恋』もそうだったが、かなりのサディストでないと「楽しむ」ことは出来ない作品だ。
『無限の住人』しか知らない人には、ショックだと思う。
絵が上手いだけに、罪深い人だ。


