ダイアー・ストレイツのフロント・マン、マーク・ノップラーのソロ2作目である。
このアルバムは、結構売れたらしい。
渋いヴォーカル、ギターも良いのだが、やっぱり曲が良い。
ヴァイオリンやホーンの使い方も絶妙。
ジェイムス・テイラーやヴァン・モリソンのゲスト参加も、良い効果を生んでいる。
10曲目「スピードウェイ・アット・ナザレス」の、バンドが一丸となって盛り上がって行く演奏は、何度聴いてもシビレル!
ここ数年、しばらく聴かなかったのだが、最近また散歩用の音楽になっている。
我が国初の深海生物生態図鑑。深海生物学のテキストである。
東海大学出版会が提供している。
朝日新聞の新刊レヴューを読んで、深海生物好き、図鑑好きの血が騒いだ。
矢も楯もたまらず取り寄せたが、これは凄い本だ。
近年発見された生物も含めて、解説とともにたくさんのカラー写真やイラストが載っている。
数千メートルの深海にうごめく異形の生物たち。
写真は撮られたものの、生体サンプルが採取されていないために、詳細が謎な生物も沢山載っている。
とりあえず付けられた名称のあとに(?)が付けられた例も多く、過去に発見された種と同じなのか違うのか、同定も怪しいものも多数。
“装甲巻貝”ウロコフネタマガイ(スケーリーフット)も載っている。
深海のウミウシたちは、目を疑うばかりの絢爛な姿をみせて、アマゾン熱帯雨林に生息する昆虫のバリエーションを思わせる。
記載情報がたちまち古くなって、役に立たなくなるのはこの手の学術書の宿命として当然である。…が、この内容でこの値段は非常に安い。情報の価値から言っても、2万円以上で売られてもおかしくない書籍である。
数年ごとにバージョンアップされて、新しい研究成果と見比べられることを期待する。
最近(2008年3月9日)、NHKのBSハイビジョンで10時間に渡って放送された「立川談志きょうはまるごと10時間」を観た。
これほど長尺の番組は、HDレコーダーに録画しても、「いつか見よう」と思いながらそのまま死蔵されるか、観られないまま結局消去されるのが通例になっているのだが、この番組は違った。
とにかく10時間観てしまってから改めて思ったのは、「談志の落語を今まで殆ど知らなかったなあ」という事。
テレビではまず滅多に放映されないので無理も無いのだが、知らないのはもったいないと思った。
さてこのDVD『笑う超人』は、それに先立つ2007年10月にリリースされた。
爆笑問題の太田光が企画・演出を担当して、作品内で談志と対談もしている。
談志の落語が3席収録されている。
特典映像あつかいだが「鼠穴」は絶品。圓生の名演(TBS「落語特選会」)に並ぶ凄さだと思った。
喉を患ってから商売道具である「声」が出にくくなっていて、ところどころ聞き苦しいが、鬼気迫る熱演である。
これは劇場公開時に観たが、今日のNHK-BS2「とことん!石ノ森章太郎」で放映されたので、25年ぶりに観た。
当時も感じたことだが、微妙な作品だ。
25年前なので時代色が出ていて、いろいろ陳腐な部分が出てしまっているが、それ以前にシナリオがダメな気がする。セリフもダサイし。
宇宙の絶対悪という途方も無く巨大な存在の幻魔…という冒頭のフリのわりには、最後に富士山で龍のバケモノみたいなのをやっつけただけで「幻魔一族は滅びた」ことになっちゃってるし。なんじゃそりゃ…という。
音楽の選曲も、「そりゃないんじゃないの?」というダサさ。
キース・エマーソンによるテーマ曲も、とってつけたようだし…
こうやってみると良いとこなしのようだが、ここから大友克洋の『童夢』『AKIRA』に繋がって行くことを思えば、エポックメーキングな作品と言うことは出来る。
ベガ役の江守徹の声は、すごく良い。
当時、『ピンク・フロイド ザ・ウォール』のアラン・パーカー監督作品だというので気になっていたのだが、ロードショウを見逃してしまい、二番館で観て感動した作品。
ベトナム戦争を扱った映画は多いが、これは面白い切り口の青春映画になっている。
デビューしたてのマシュー・モディンと、ニコラス・ケイジの熱演が素晴らしい。
ピーター・ガブリエルの音楽も、その道に造詣が深いアラン・パーカー監督ならではの上手い使われ方で生きている。
あれから約四半世紀。ニコラス・ケイジは、ワールドワイドな人気者になったが、マシュー・モディンはイマイチぱっとしない…というか、地味だが通好みの俳優になった。
マルチ・リード奏者ヨハネス・エンダース率いるプロジェクト、エンダース・ルームのアルバム。
エレクトロニカに近い、エレクトロ・ジャズといった感じ。
切れ味鋭いサウンドである。女性ヴォーカルも微妙な緊張感をもたらしていてグッド。
仏像とは関係ないところで、「飛び出し坊や」(手作りで味のある、交通安全を呼びかける(?)標識)で盛り上がったり…が楽しい。
もちろん味のある仏様の映像も満載。
先頃、ニューヨークのオークションで、鎌倉時代の仏師運慶の作と見られる「大日如来座像」を日本の百貨店「三越」が12億円以上の金額で落札したニュースが話題になった。
明治期にはこのような国宝級の仏像が大量に国外に流出し、行方が判らなくなっているものも多い。
しかしまだまだ国内には凄い仏教美術が残っているのだ。
もう少し勉強して、あらためて京都〜奈良へ修学旅行に行ってみたい。
5作目にして、初めてアルバムにタイトルが付いた。
しかし付いたタイトルが『SO』…
なんか意味あるのか、何も無いのか。
このセンスには、当時かなり影響された。
一曲目「レッド・レイン」は、ポリスのドラマー、スチュワート・コープランドのカッコいいハイハット・ワークでスタートする。
コープランドをハイハットのみで起用するなんて、なんと贅沢な!と思ったものだ。
他にもケイト・ブッシュ、ユッスー・ンドゥール、ビル・ラズウェル、ナイル・ロジャース、ローリー・アンダーソンなど、豪華なゲストを惜しげも無く投入して、売れに売れた80年代を代表するロック・アルバムである。
収録曲「スレッジハンマー」が、ジェネシス(ガブリエルがかつて在籍したバンド)の「インヴィジブル・タッチ」をビルボード・シングルチャートNo.1から引きずり降ろして、全米
No.1となった皮肉なエピソードもある。


