観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
A Portrait / Caroline Dale (Cello), Julian Lloyd Webber (Cello), Sian Bell (Cello), Sophie Harris (Cello), Gavin Bryars (作曲), その他
2003年リリース。

作曲家ギャヴィン・ブライアーズの60歳を祝う、記念のコンピレーションCD2枚組。
繊細な弦楽や歌曲を集めたものだが、中でも聴きものは、“酔いどれ詩人”トム・ウェイツをヴォーカルに招いた"Jesus' Blood Never Failed Me Yet"。
ホームレスの老人が詠ずる詩をサンプリングしたものに、ウェイツのソウルフルな嗄れ声がオーバーラップして感動的な効果を生んでいる。

これはBGMには適さない。ただ、耳を傾けて聴くのみ。

ルネッサンス
2006年製作のフランス映画。

「実写でもなく、アニメでもない」が売り文句だったが、もはや実写であろうとアニメであろうとどうでも良い時代になってしまったので、あまり効果的なコピーでは無かったと思う。
モノクロにして階調を飛ばした映像が特徴だが、これが普通の階調でカラー画面だったら、最近流行の、良く出来たフルCGアニメーション映画である。
エンターテインメントである限り、面白い映画かどうかが勝負だ。

ストーリーは、古くさい。
『ブレードランナー』以来、さんざん使い回されてきた猥雑な未来都市のイメージも、見飽きた感がある。
しかしとにかく、映画になっている。最後まで見せる力が在るし、観ている間は気持ちがいい。
話の種に一回は観ても損はしない。