観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
笑う超人 立川談志×太田光
2007年リリースのDVD。

最近(2008年3月9日)、NHKのBSハイビジョンで10時間に渡って放送された「立川談志きょうはまるごと10時間」を観た。
これほど長尺の番組は、HDレコーダーに録画しても、「いつか見よう」と思いながらそのまま死蔵されるか、観られないまま結局消去されるのが通例になっているのだが、この番組は違った。
とにかく10時間観てしまってから改めて思ったのは、「談志の落語を今まで殆ど知らなかったなあ」という事。
テレビではまず滅多に放映されないので無理も無いのだが、知らないのはもったいないと思った。

さてこのDVD『笑う超人』は、それに先立つ2007年10月にリリースされた。
爆笑問題の太田光が企画・演出を担当して、作品内で談志と対談もしている。
談志の落語が3席収録されている。
特典映像あつかいだが「鼠穴」は絶品。圓生の名演(TBS「落語特選会」)に並ぶ凄さだと思った。
喉を患ってから商売道具である「声」が出にくくなっていて、ところどころ聞き苦しいが、鬼気迫る熱演である。

幻魔大戦
1983年製作。
これは劇場公開時に観たが、今日のNHK-BS2「とことん!石ノ森章太郎」で放映されたので、25年ぶりに観た。

当時も感じたことだが、微妙な作品だ。
25年前なので時代色が出ていて、いろいろ陳腐な部分が出てしまっているが、それ以前にシナリオがダメな気がする。セリフもダサイし。
宇宙の絶対悪という途方も無く巨大な存在の幻魔…という冒頭のフリのわりには、最後に富士山で龍のバケモノみたいなのをやっつけただけで「幻魔一族は滅びた」ことになっちゃってるし。なんじゃそりゃ…という。

音楽の選曲も、「そりゃないんじゃないの?」というダサさ。
キース・エマーソンによるテーマ曲も、とってつけたようだし…
こうやってみると良いとこなしのようだが、ここから大友克洋の『童夢』『AKIRA』に繋がって行くことを思えば、エポックメーキングな作品と言うことは出来る。
ベガ役の江守徹の声は、すごく良い。