特に年月日の記載が無いのだが、1990年代前半の旅の記録である。
当時は、いとうもみうらも30代前半。この頃既に、見仏記は長期化の計画があった事が文章から判る。
いとうの文章は簡明で面白い。
男同士の2人旅が、何故日本では根付かないのか…などと考察しながら、ホモ疑惑に怯える姿が微笑ましい。
「旅は視野を広げるために行うものだと言われるが、私にとっては逆だ。個人の視野が限られていることを痛感するためにこそ、旅はある。それがどうも憂鬱で、私は旅を好まない。」という部分には、ちょっと共感する。
ココへ来て、ついに即身仏(僧侶のミイラ)まで見仏することになった。
オシャレなUFO寺や、たいへん味のある住職など、見所多し。


