Out on My Own / Sheila Chandra

カテゴリー: ミュージック



1983年リリース。

モンスーンの歌姫シーラ・チャンドラ、初のソロ・アルバムである。
軽快さが心地いいヒンディポップ。
当時シーラは10代後半、若いので声も若い。

確かな実力と初々しさが魅力。
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Roots & Wings / Sheila Chandra

カテゴリー: ミュージック



1990年リリース。

インド系イギリス人歌手、シーラ・チャンドラ。
ピーター・ガブリエルのリアル・ワールド・レコーズに合流する前のアルバムである。

インドの伝統音楽を元手に、濃厚なポップスを展開している。

Weaving My Ancestors' Voices / Sheila Chandra

カテゴリー: ミュージック



1992年リリース。
ピーター・ガブリエルが創立したリアル・ワールド・レコーズからの第一弾アルバム。

シーラ・チャンドラは、80年代にインド音楽とテクノ・ポップを融合させたバンド、モンスーンで活躍した人。
モンスーンでのポップな志向は、このアルバムでは影を潜め、ヴォイス・パフォーマンスと歌の力をアピールするような、コクの有るアルバムになっている。

たゆたう御香のような音楽。

ミュンヘン

カテゴリー: シネマ



2005年製作の、アメリカ映画。
スティーヴン・スピルバーグ監督作品。

公開当時、賛否両論あった作品だけれど、なんだかどうしても観る気になれなくて、ずっとスルーしてきた。
最近になって、自然に観てみようという気になったので、観てみた。

なるほど。ユダヤ系のスピルバーグが、モサドの行った行為をこのように描いたのだから、問題作だ。
日本人には解りづらい部分もあるが、憎しみと報復の連鎖からは、憎しみと報復しか生まれないというメッセージは伝わる。

非常にやるせない映画だが、映画作家としてのスピルバーグ監督が、当時この作品を作らなければならなかった理由は理解できる。
ラストショットの、世界貿易センタービル・ツインタワーが示すメッセージはシンプルにして強力。

QE2 / Mike Oldfield

カテゴリー: ミュージック



1980年発表。
豪華客船クイーン・エリザベス2世号をテーマとしたコンセプト・アルバムだ。

フィル・コリンズのドラムスがフィーチャーされた「Taurus I」でスタートするロマンに満ちた航海。
ABBAの名曲「Arrival」のカヴァー、アグレッシヴな「Conflict」、晴れやかな「QE2」、生まれたばかりの愛娘に捧げた愛らしい小曲「Molly」など、中だるみ無し、聴きどころ満載の傑作である。

長大な曲は無く(「Taurus I」は比較的長いが、10分程度)、コンパクトなポップ・チューンで構成されているのも美点。

Hergest Ridge: Deluxe Edition / Mike Oldfield

カテゴリー: ミュージック



1974年発表の、2作目のアルバム。

静かで幻想的な導入部から、丁寧に描写を重ね盛り上げていき、突然のアグレッシブな展開。ひとしきり燃焼したあと、また穏やかな幻想の中に帰っていく・・・

『チューブラー・ベルズ』と『オマドーン』という、二大傑作に挟まれたかたちのセカンド・アルバムで、地味な印象ではあるが、実に美しい味わいのある一枚。

Islands / Mike Oldfield

カテゴリー: ミュージック



1987年リリース。

A面は長大なインスト曲、B面は多彩なヴォーカリストとコラボした歌もの。
マイク・オールドフィールドのLP時代のアルバムの定型である。

LPのA面にあたる1曲目「 The Wind Chimes (Part One And Part Two)」は当時、マイクにしては屈折感が無く、やけに爽やかで軽く聴こえた。
デジタルなエスニック組曲。

LPのB面にあたる歌もの群では、「North Point」がグッド。
マギー・ライリーを彷彿とさせるアニタ・ヘザーランドの透明感の有るヴォーカルが美しい。

戦火の馬

カテゴリー: シネマ



2011年製作の、アメリカ映画。
スティーヴン・スピルバーグ監督作品である。

戦争に翻弄される、少年と馬の友情の物語。
そして、馬を愛する人たちの物語。
自分はとくに馬好きじゃないのだが、この人たちの気持ちは何となく解った。

悲惨な戦場が描かれているが、巧みに計算された撮影と演出で、少年少女が観られる仕様になっている。
ここはスピルバーグ監督の上手いところだな〜と思う。

塹壕の中を移動しながらのカメラワークは、スタンリー・キューブリック監督の『突撃』(1957)へのオマージュだそうな。

籠の中の乙女

カテゴリー: シネマ



2009年製作の、ギリシャ映画。
ヨルゴス・ランティモス監督作品。

外の世界との接触を一切絶たれた家の中で、純粋培養され育てられる子どもたち。
奇妙だが一見幸せそうにも見える家族の日常を描く、不思議なドラマ。

奇妙なカメラワーク、音楽のない坦々とした演出。
眠くなっていると、後半にかなりショッキングなシーンが。
痛い!何なの?意味不明…いや、解るんだけど。
このオヤジが、家族を使って実験したかったことは何だったのか。
人間の心理は底知れず、恐ろしく、滑稽。

エクスペンダブルズ2

カテゴリー: シネマ



2012年製作の、アメリカ映画。
サイモン・ウェスト監督作品。

サービス精神満載のバカ映画、第二弾である。
もう冒頭から、消耗品オヤジ軍団の大暴走!
すべてをなぎ倒して突き進む、精力絶倫部隊の活躍が始まる。

今回の目玉商品は、悪役ジャン=クロード・ヴァン・ダムのしつこい回転蹴りと、72歳の助っ人チャック・ノリスかなw

しかしやはり、このシリーズはジェイソン・ステイサムが居てこそ、という感じ。
スタローンの人選は間違ってなかったですな。