観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
エレンディラ/ガブリエル・ガルシア=マルケス(著), 鼓直 (翻訳), 木村栄一 (翻訳)
コロンビアの作家ガルシア=マルケスの短編集。

寓話的な7つの物語。
といっても、実は寓意は無いかもしれないので、奇想天外な不思議ものがたり…くらいが良いかもしれない。

悲惨な土地、絶望的に貧しい人々。
ときに悪夢のような、ときに滑稽な人間模様。
日本的なものとは、ひと味ちがう死生観が面白い。

「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」は、『エレンディラ』として映画化され、日本でも公開された。(1983年/フランス メキシコ 西ドイツ合作)
当時、渋谷のパルコ劇場で観たが、とても不思議な映画だった。
エレンディラ役のクラウディア・オハナは、眼力(めぢから)のある美少女で、印象的だった。
祖母役のイレーネ・パパスは、強欲ババアぶりがすごかった(最後は悲惨な目にあう。童話としての定型である)。

原作を読んだことはなかったが、たまたま書店で見かけた文庫本のサボテンの表紙がきれいだったので、買って読んでみた。
けっこう映画は原作に忠実に作られていたような気がする。
というのも、20年以上も前に一度観たきりなので、印象しか残ってないのだ。
意外なことにこの映画は、まだソフト化されていないらしい。
もう一度観てみたいものだ。

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