韓国〜タイ〜中国〜インドと、仏教伝搬コースを逆に辿るような旅だ。
なかなかに過酷な旅だったらしく、とくにインドでの、炎天下を小型車で片道8時間かけてたった一体の仏像を見に行くくだりは、凄い。
8時間かけて行って、仏像一体を見て、そのまま8時間かけてとんぼ返り。
車中では何もすることが無く、猛暑で気力も体力も奪われる。
そんなにまでして、仏像を見るということに、一体何の意味があるのか。
いとうもみうらも、自問しているが、結局「仏像中毒」「病気」という結論になっている。
都合良く雑誌の読み物として取り上げられているから良いものの、それが無ければただの病人だと、文中でいとうは述べている。
それから10年以上経った今でも、見仏の旅は続いているわけで、この病気は不治の病なのかもしれない。


