観て、聴いて、読んで、体験したアイテムの感動ノート
PLUTO (1) 〜(4)/浦沢直樹 (著), 手塚治虫 (著), 手塚真 (監修)
現在連載中のコミックで、単行本が4巻まで出ている。
鉄腕アトムの1エピソード「地上最大のロボット」を原作とした、リメイクである。

自分の印象としての浦沢直樹の漫画は、1コマの絵のパワーが薄い。ワンカットの中の情報量が少ない漫画だ。そして、話の展開が遅い。無駄に長いので途中で飽きるのだ。
絵は上手いけれど、魂で描いてない気がする。感情表現も、ステレオタイプにシミュレートされた感があって、のめり込めないところがある。つまり、汗をかいてない感じなのだ。
評判を呼んだ『MONSTER』は途中で飽きて読むのを止めてしまったし、それ以降『20世紀少年』とかも読んでないのだけれど…
この『プルートウ』においても、その傾向はある。

しかし、だ。
なにしろあの原作を、こんな形にして現代に蘇らせちゃったのだ。
しかも、アレンジの仕方は(今までのところ)とても魅力的だ。
原作では、わりとアッサリとプルートウに破壊されてしまった、ドイツのロボット刑事“ゲジヒト”を主人公に据え、アトムは登場人物の一人として、1巻の最後におもむろに登場する。
そのへんの演出は、洒落ている。
ブラックジャックやレオのカメオ出演もニクい。
今後の展開に期待したい。

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